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July 27, 2005

NSR-mini 腰上OH

 ボクの愛車、2004年秋ロットのNSR-miniのエンジン始動時間が約30時間になったため、腰上オーバーホールを行うことにしました。エンジン始動時間は、追浜工業のエンジンアワーメーターで計測しています。実際の走行時間は、その2/3程度です。
 何を隠そう、ボクにピストン交換の経験はありませんので、作業は行きつけのバイク屋さん、寒川のライディングサービスBONで行います。基本的には自分でやるつもりなのですが、いざとなったときのヘルプをお願いするためです。そのため、事前に予約も取っておきました(^^;;

 さて、まずは外装を外します。これは、日常の作業なので、問題ありません。

 エアクリーナーを外しました。ん?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。そうなんです、ボクのNSR-miniは、エアクリーナーを装着しているのです。とかく砂っぽいビーチサイドグランプリがホームコースなので、とても直キャブで走る気は起こりませんし、ノーマルマフラーなので、直キャブにしたからといって、大したパワー向上は望めないだろう、と勝手な思いこみもあります。

 クーラントを抜きます。LLCではなく、ワコーズのヒートブロックを入れてあります。一応、防錆性能もあるとのことですが、さてどうだろうと、約3ヶ月入れっぱなしのヒートブロックとドキドキの対面でしたが、錆汁が出てくることはありませんでした。性能を維持しているかは疑問ですが、入れっぱなしでも大丈夫なんだな、と変な自信を持ってしまいました。このクーラントを抜く作業も、過去クラッチスプリング交換で経験しているため、滞ることはありません。

 マフラーを外します。
 本当は外したマフラーの内部清掃を行いたいところなのですが、マフラーストーンを買い忘れ、バイク屋さんに行く途中で立ち寄ったホームセンターでは、エンジンコンディショナー(代用しようと思いました(^^;;)も在庫切れ、当然バイク屋さんにマフラーストーンが常備されているわけはなく、お掃除は諦めます。マフラーを外す作業は、NSR-mini新車時に、フレーム(シートレール部分)をカットするために経験しているので、これまた問題なく進みます。

 キャブ、インテークマニホールドを外します。
 キャブは新車時、キャブセッティング変更のため経験済みなので、サクサクっと完了します。インテークマニホールドは、はじめて外しますが、ボルト4本で止まっているため、難易度は超簡単です。リートバルブ清掃のため外すことにしたのですが、ここで問題が。。。ガスケットを注文し忘れていました(T_T)

 さて、いよいよ本番です。
 ウォーターホース類を外し、プラグを外し、ヘッドのナットと緩めます。ヘッドは、あれ?というほど簡単に取れました。ちょっと拍子抜け。さてシリンダーは苦戦するかな?と思ったのですが、プラハンマーの出番もないまま、手ではずれました(^^;;なんだ、簡単じゃないですか!

 デジカメを用意していましたが、なんだかんだと手が汚れるため、いちいち手を洗ってカメラを構えるのはちと面倒です。ってことで、作業途中・・・というか、本日の撮影はすべて割愛しました(^^;;ごめんなさい

 ピストン、ピン、ベアリングなどは、再利用は考慮していないので、クリップもラフに外してしまいました。
 もちろん、クランクにゴミやパーツが脱落しないよう、ウエスでカバーして作業を行ったことはいうまでもありません。

 外したピストン、シリンダーのチェックをバイク屋さんにお願いしたところ、走行時間に対し、交換ほどではないものキズが多い、ということでした。なぜキズが?と訊くと、どうやらエアクリーナーを通過した砂利?の影響のようです。純正のエアクリーナーとはいっても、フィルターはデイトナのダーボフィルターをワコーズのMXフィルターオイルで湿式として使っているわけなのですが、ここまで気遣っても効果は薄かったということでしょうか?
 腰上OHの時期を30時間を目安にするつもりでいましたが、これからは15時間くらいにした方がよさそうです。
 それにしても、直キャブの人たちは平気なのでしょうか?ふと疑問に思いました。

 さて、ここまでで、分解の行程が終わったわけです。
 そのまま組み付けるのかな?っと思っていたところ、バイク屋さんからのアドバイスが入りました。

 まず、クランクの洗浄。
 なになに?と思ったら、洗浄用ガソリンをクランク内に流し込み、ジャブジャブとクランクを回転させ内部洗浄。そのガソリンをスポイトで取り除く、という作業を数回。みんなもこんなことしてるんでしょうか?ボクはまったく知らなかったので、驚きました。無知過ぎ??

 シリンダー、ヘッドの洗浄。
 これは当たり前のようですね。灯油でシャカシャカとカーボンを落とします。
 汚れを落としたら、洗浄用ガソリンで灯油を洗い流して完了。
 簡単に出来る内容ですが、洗浄台があるバイク屋さんで行うと、後始末の気苦労がなく、楽ちんです。
 あ、付着しているガスケットをきれいに取り除くってことも必要ですが、スクレパーがあれば、問題ないです。ガスケットリムーバーの出番はありませんでした。

 リードバルブの洗浄。
 一応バラして、洗浄ガソリンで洗いました。
 ガスケットを買い忘れたので、今回は仮組みで部品が入荷次第、本組の予定です。

 そして組み付け。
 シリンダーには、マイクロロンのアッセンブリールブリカントを塗布し組み付けます。
 効くって話しです(^^)

 ボクの一番の難関は、ピストンピン・クリップがちゃんと入れられるかどうか、ってことでした。
 外した排気予定のピストンと、ピンとで何度か練習してから、本番に挑みました(^^;;
 無事ピストンを組み付けたあとに、バリ取りをしていないことを指摘され、組み付けたまま作業をしました。
 意外に苦戦したのが、ピストンリングです。トップとセカンドの違いが、見てもわからないのです。これは、失敗することによりどちらがトップかセカンドかわかりましたが、次回のOHでも同じ間違いをしてしまいそうです。
 さらに、シリンダーにピストンを入れるところでまたまた苦戦。不器用なので、こういう作業が苦手なのです。
 結局、バイク屋さんの手を借りてしまいました。

 あとは、分解時の逆行程で組み付けます。
 あ、キャブの清掃もついでに行いました。どうもガスが濃いようなので、メインジェットの番手も変えてみました。

 さて、疲れたので今日はここまで(^^;;
 いや~貴重な体験でしたが、これで腰上OHを行う自信がつきました。
 時間にして5時間。ボク的には、予想よりも早くできたつもりですが、バイヤ屋さんがそばにいなければ、途中で放棄していたことでしょう(^^;;

 次回のレポートは、GSX250S・コブラのクラッチ交換をお届けする予定です。
 今度は、サボらず写真も用意したいと思います。

 それではみなさん、ごきげんよう(^^;;ぉぃぉぃ

   HollowPoint のり

 

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