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July 21, 2007

耐久レースの準備 最終調整

 よぉ~し、長文、書くぞ~書くぞ~書くぞ~。
 タイトルの通り、明日の耐久レースに備え、新コブラ(GSX-R250R/SP)の最終整備を行いました。
 あまりすることはないのですが、天気予報によれば、明日は雨の可能性もありそうなので、現地で行うつもりだったホイール交換などを雨の降っていない今のうちにやっちゃえ大作戦です。
 リアホイールを交換するにあたって、まずは自作SSTを製作します。
 用意する物はいらなくなったリアアクスルです。ボクの場合、ネジ山がバカになってしまったアクスルがあったので、その廃品同様のアクスルを利用しました。そう、以前にこの記事で少し触れました。
 作り方ですが、リアホイールに、ハブとカラーを組み付けた状態で、その幅を測っておきます。
 そして、高速カッターを使って、リアアクスルをその長さにカットします。

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 カットしたら、ベルトサンダーを使って、バリ取りと、面取りをします。
 きちんと面取りをしないと、ジャガイモが煮くずれますので、もったいなくても面取りはちゃんと行いましょう。

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 これで完成です。

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 自作SSTの用意が出来たら、普通にホイールの交換を行います。
 タイヤ交換、と言いたくなるところですが、新タイヤを組み付けたホイールごと交換するので、違和感を感じつつホイール交換と表現しました。
 タイヤはもちろん、ピレリ・ドラゴン・スーパーコルサ・プロ・スペシャルコンパウンド2です。相変わらず寿限無のようなネーミングで、舌を噛みそうですね。
 現在、市場では在庫無しで手に入らないそうですが、ボクはそんなこともあろうかと、明日のために前もって注文し、ホイールに組み付けして保管していたので、慌てずに済みました(^^)
 当然、ラップ巻きで保管です。効きます!!

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 サクサクっと、ホイールを外して、

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 自作SSTを使うのはここからです。
 新コブラは、ホイールを付ける際に、右側のカラーが落ちて、キィ~ッとなります。たまに左側のカラーも落ちたりして、さらにキィ~ッ!となります。
 左側はベアリングのシールがあるので比較的抜けにくくなっていますが、右側は落ちない方が不思議な構造になっています。っていうか、垂直にすると、まずカラーは落ちます。

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 いままでは、カラー(特注!)にグリスを塗布して、接着剤変わりにして、落ちるな~落ちるな~と祈りながら作業をしていましたが、そんな面倒をなくすための自作SSTです。あ、SSTっていうのは、スペシャル・サービス・ツールの略ですよ。スーパー・エキセントリック・シアターの略ではありません・・・って全然違うヤン!
 使い方は簡単です。
 自作SSTを使い、ホイールからハブ、カラーが落ちないようにするだけです。

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 そのため、アクスルはわずかに短く切っています。
 事前に、ホイールに短かくしたアクスルを差し込んでおくことで、カラーが落ちない、ただそれだけです。
 そのまま、今までとおり、ホイールを付けると、本当のアクスルを差し込んだ際、自作SSTが抜けて出てきて、はい、楽々交換、というわけですね。

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 とてもエラソーに書いていますが、人から教えてもらった方法です。
 特にNSR-Miniで重宝するやり方です。前後とも使える方法ですが、特にリア!に効果ありです。
 お試し下さい。
 新コブラは、リアだけで、フロントにこの方法は使えません。また、使う必要がないくらい簡単でもあります。
 フロントも、サクサクっと交換しました。
 以前、ブレーキのことをあれこれ書きまくりました(ここからさかのぼってください)が、その際作ったブレーキディスクを今回はじめて投入です。・・・曲がってないといいな(^^;;ぉぃ

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 社外のフローティング・ピンが美しいですね~。
 しかも、インナーローターがいままでのスチールからアルミになるので、バネ下重量の軽減でコーナリング性能あ~っぷ!

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 ちなみに、赤いホイールには、赤いフローティング・ピンを使ってます。ボクっておしゃれ~?
 ここでかなり疲れてきました(というか飽きた)が、もうちょっとがんばります。
 冷却水の交換です。
 冷却水は、もちろんワコーズのヒートブロックです。レギュレーションで、LLCは禁止されているからです。
 ま、いつもヒートブロックなんですけどね。
 ここで本邦初公開!我が家の冷蔵庫~ドンドンドンパフパフパフ!!
 見よ!見て驚け!

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 青い液体は、ブルーハワイじゃないよ~、ヒートブロックだよぉ~。
 やらせじゃないよ、マジだよぉ~。
 2Lずつ買うのは不経済なので、20L大人買いしているので、どうしても余ってしまうのです。
 ・・・冷蔵庫に保存する必要はないと思うのですけど、空いていたから・・・(^^;;
 他にも、砂糖と並んで「メタルクリーンα」があったりするので、我が家で料理をする人は注意してね!(はぁと)
 はい、交換風景。

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 ホースが、まずいっす。
 バンドを緩めただけで、冷却水が漏れます。新品は、もう廃盤です。
 これって、アールズ・ラジエターホースとかにしなきゃダメってことなんですかね。はぁ(T_T)金が掛かりすぎます。
 危険は覚悟で、やすりんさんからオーダーのあった加圧キャップを付けました。

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 タンクも外したことですし、ついでにプラグキャップも交換することにしました。
 I/Gコイルごと交換して、NSKのパワーケーブルにします。
 以前作業したときよりも早く、楽に交換できる自分に感激でした。
 素早く交換を終え、エンジンを始動して不具合がないことを確認します。
 タンクを外している状態なので、燃料ホースには洗ビンを用いて給油します。
 エンジン始動~。
 ・・・お、おかしいです。吹け上がりません。
 マジっすか?
 プラグキャップ、プラグコードは新品だし~、ってことで、I/Gコイルを疑うことにしました。
 ササッと外して、元のI/Gコイルに、でも、純正のプラグキャップ、プラグコードはイヤなので、パワーケーブルはちゃんと付けかえました。
 エンジン始動~。
 むむ、まだおかしいです。
 ん~、よっしゃ、プラグを新品に交換です!(もったいなくて交換してませんでした(^^;;)。
 気を取り直して、エンジン始動~。
 まだ、ダメです(T_T)
 エキパイにパーツクリーナーを吹きかけたところ、どうやら1番が点火していないようです。
 (その前にも試していたのですが、調子が悪いままブンブン回しすぎて、スズキ・パワーアップ・エキゾースト・システム(太鼓ね)で2番と繋がっているせいか、1番が死んでいることに気がつかなかったのです!)。
 またI/Gコイルを外して、プラグコードを少し切って、接触をよくした気分になってみました。
 これで、どうだ!
 エンジン始動~。
 ま、まだダメです。
 もう一回I/Gコイルを外して、もう一回プラグコードを切ってみました。
 エンジン始動~。
 (T_T)ダメです。BONさんにヘルプしようにも、今日・第三土曜日はお店の定休日。もう涙目です。
 プラグは交換したばかりでしたが、もう一回プラグを外して点検してみました。
 ぬ、濡れてない!
 つーことで、タンクを付けて、エンジン始動~
 おぉ!ナイスな吹け上がりです。すばらしぃ~!
 結局、洗ビンからのガソリン供給ではキャブにうまくガソリンが回っていなかった、ってことでした(^^;;
 その可能性も考慮して、いっぱい入れたつもりなんですけどね。
 この作業だけで、一生分のI/Gコイル脱着を行った気分です。
 しかも、不調でブンブンエンジンを回しすぎたせいで、見知らぬご近所の人がやってきて、「うるさい!」って文句を言われました(T_T)
 ったく、新コブラの排気音は、クラッシックに並ぶ「いい音」なのに、その違いもわからず文句を言ってくるなんて・・・な~んちゃって。ごめんなさいm<_ _>m以後、気を付けます(注)気を付けるだけで、やめられるわけではありません、さらにいっぱい、これからの分も含めてごめんなさいm<_ _>m)。

 仕上げは、ゼッケンです。
 カッティング・プロッタで切り出したものを、超おざなりに貼って(^^;;、完成です。

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 サイド用も作って貼ってみましたが、貼るのに失敗したので、ヤメにしました。レギュレーションでも必須とはされていませんしね。

 そうそう、YKTさんから、250馬力にするようオーダーがあったことを思い出し、急遽パワーアップを図りました。

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 これでCBR250RRもぶっちぎりですね!(^^;;

 後、しなくてはならないことは、サイドスタンド外し、アンダーカバー取り付け、空気圧調整、くらいでしょうか?
 タイヤの皮むきと、ブレーキ・ロータの慣らしを練習走行で行えば完璧・・・カモ・・・たぶん(^^;;

 それでは皆さま、明日お会いしましょう!!


 

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