« 梨本塾10月@トミンモーターランド | Main | 耐久レースは2位でした! »

October 29, 2007

モランボン能書きタレ

 何が壁だったのかよくわかりませんが、コッチー塾のおかげであることは間違いないでしょう。ここにきて、タイムが飛躍的に伸びました(副産物として、全開走行時間も伸びました)。
 スポーツランドやまなし(以下SLy)では、41秒5程度だったベストタイムが40秒5へ、トミンモーターランド(以下トミン)では、29秒8程度だったベストタイムが28秒3になりました。
 これで、ようやくタイム換算表に整合するタイムとなったわけです。
 ボクは、いままでいったい何をしていたのでしょうか?
 タイムアップは、ハンドル位置の変更によるものと、コッチーは言います。もちろんそれもあるでしょう。実際、サスペンションの動きが、ハンドルの位置が変わることにより、異なるわけですから。
 ただ、それだけなのでしょうか?
 その検証は、ハンドルの位置を元に戻すことによって可能です。新コブラ(GSX-R250R/SP)のハンドルは、サンセイのエンデュランスに換えてあるので、トップブリッジをはずすことなく、あっという間に元に戻せてしまいます。
 やはり、試してみるべきでしょうか?
 もし、ハンドルを元に戻して、タイムも元に戻るようであれば、ボクの今までの練習はすべて否定されてしまうような気がします。
 いや、今までのハンドル位置は、いわばGPライダー養成ハンドルとして、ボクの腕、上半身に必要以上の負荷を掛け、結果としてボクを鍛えていた、ということはありえ・・・ませんね(^^;;
 ハンドル以外に、ボクが少なからず影響していると思っているのが、エアクリーナーのフィルターを加工した改造です。ガスが薄くなったのは明らかで、メインジェット、パイロットジェット共にそれほど濃くしたわけではありませんが、かなりパワフルになったと感じています。
 シャーシダイナモに載せれば、あるいは、無加工のフィルターに戻せば、パワーアップしたのかどうかを検証可能です。まぁパワーが少し出たからといって、それがどれだけタイムアップに貢献しているのかを客観的に把握することは難しいと思いますが。
 いずれにしても、ちょっとした時間と費用で、いま考えている疑問の答えを得ることができるのに、考えているだけで実行に移さない(移せない)ところは、生来ボクが持つ面倒くさがりの性格が得てしまうからだと思います。
 もしかして、ボクのスキルアップなんて一切なく、マシンの条件だけでタイムアップしたのかもしれないと思うと、複雑な気分です。なにせ、タイムは出ていても、自分自身のどこがどう進化したのか、まるで実感がないのですから。
 今にして思うと、ボクの不運は、バトルマシンにGSX-R250R/SPを選んだことからはじまったのだと思います。
 どの中古車も圧縮抜け抜けでエンジンにお金が掛かり、タイヤの選択肢を増やそうとリアを17インチ化することで車体のバランスを崩し、ほとんど流通していない社外マフラーをようやく手に入れたと思ったらウンコマフラーで、ビジュアル面を最優先しトップブリッジ下にハンドルをつけたらちょう改悪で・・・きっと、CBR250RRなら、マシンの程度・状態からも、情報・パーツを入手しやすいという点からも、こんな苦労はしなかったのだと思います。
 ボクレベルでエラソーに言うのははばかられますが、これからサーキット走行を考える人たちには、まず純正のまま走り込みしましょう、と、そうアドバイスしたいと思っています。
 ボクは、物に頼って、タイムアップを実現してきました。いわば、タイムを買っていたわけです。が、それによりマシンの方向性を誤りました。NSR-Miniでも、新コブラでも同じ過ちを犯しました。ある程度までは、なんとかなった部分もあったのですが、ボクの場合、本来技量で吸収すべき点をパーツで解決しようとした結果、著しくバランスを崩してしまいました。
 ストックのままのマシンで練習し、どうしても回避できない問題が生じたときに、はじめて修正を考えるという方向がベストなのではないでしょうか?

 ちょっとタイムが伸びたからといっても、まだまだ遅いという事実には変わりがありません。
 SLyでは、これ以上タイムを伸ばす要素は、いまのところ思い当たりません。もっともっと練習し、その経験の中から何かを掴むことができなければ、タイムアップは望めそうにありません。
 トミンでは、路面の状態、タイヤの状態がもう少しよければ、ラインをタイトにすることによってあるいはタイムアップの要素があるのでは、と根拠なき感触はありますが、年内は難しそうな気がします。

 今日はなぜこのようなことを書いているかというと、昨日行われた梨本塾でのK-RUN・Bクラスで優勝し、舞い上がっているからなのですが、ちょっとお許しいただきたいのは、当ブログの主たるネタは、ボクの転落ストーリーであって、こうした前向きな盛り上がりは滅多にないので、いまは気持ちのいいまま好きなことを書かせて下さい、という気分なのです。

 K-RUNの面白いところは、毎回タイムアタックを行い、クラス分けを行うところだと思いました。その日のメンツによって、あるいは、個々のコンディションによって、Aクラスの場合もあれば、Bクラスの場合もあるといったあんばいです(ずっとAクラスの人もいますけど)。順位に関係なく、Aクラスを走ることで課題をクリアしようとしたり、単にプライドを満たす人もいるかもしれませんし、Bクラスで上位争いをすることに満足を見いだす人もいるかもしれません。
ただ、意図的にどうこうできないクジ的な要素があるところに、面白さが出てくるのだと思います。Cクラス、Dクラスもまた然り。がんばれば、誰にでも表彰台のチャンスがあるわけですから、一度参加すると、また出たい、と思わせる麻薬的な魅力があります(とはいっても、Aクラスのでの表彰台は、ちょっとの努力では無理そうですけど)。
 もう一つの魅力として、普通のライダーではなかなか参加できない「レース」という条件で走ることができるということです。本格的なレースじゃないんじゃな、と思う人もいるかもしれませんが、参加者からすれば「レース」以外のなにものでもなく、極限(というと言い過ぎですが)の状態で走ることにより、練習走行や走行会では得ることができない経験値を得ることができるということを、身をもって体感できました。より実戦的な練習、ということでしょうか。もちろん、だからといって、ケガをするほどガチガチに勝ちに行ってはいけないのかもしれませんが、とにかく前に出なくては、抜かれてなるものか、という気持ちで走れる機会はそう多くないはずです。
 参加者が、二度、三度と参加したくなる気持ちが、よぉっくわかりました。
 かく言うボクも、また参加したいと思うひとりです。
 が、立場はビミョ~です。
 今回は、偶然、タイムアタック(予選)でBクラスの1位になれましたが、他の順位だったとしたら、前を走る人の背中を見続けて終わってしまったと思うのです。それがAクラスであっても、Bクラスであってもです。
 参加車両の大多数が、600cc、1000ccのスーパースポーツです。予想するに、おそらく、ボク自身の技量的な問題と、大排気量車とのコーナリング特性の違いから、いくら新コブラがスーパースポーツを超越した「ハイパースポーツ」であっても、

P10501261

前走車の前に出ることは至難の技だと思えるのです。
 先述の通り、「レース」に身を置くことで、普通よりも早く技量を獲得できる可能性は高いと思います。しんさんの勝負強さはまさしく梨塾仕込みです。ボクも、参加し続ければ、しんさんのような熱いバトルができるようになるのでしょうか?
 ちょっと邪な考え方をすると、梨塾の歴史において、かつて4ストクォーターマルチがAクラスを走ったことがないのであれば、Aクラス目指してがんばってみてもいいかな、なんて思ってみたりします。
 約1ヶ月後に公開されるというK-RUNのムービーがいまから楽しみです。
 格好良く映っていたら、即参加決定かも(^^;;なんてったって、今回はそれが目的でしたから。

 そうそう、ウイニングランの写真をみて思いました。 
 シールドを開けるんじゃなかったと。
 ヘルメットにサングラスの間抜けさ加減といったらありませんでした。
 ちょう恥ずかしいです。

 

|

Comments

ドモ♪

ササッサングラスって.....
スモークシールドと併用してて見えるんっすか??

セクレのステッカー出来たら譲って下さいませ。
宜しく御願い致します。

Posted by: セクスィー | October 29, 2007 11:58 PM

どもども(^^)

☆セクスィーさん>
スモークとの併用でも十分見えますよぉ~
夕方は辛くなりますけど。
そんなことをしている理由は、普通の眼鏡とサングラスを付けかえるのが面倒くさいので、えぇ~い、サングラスのままで、って感じです(^^;;

ステッカー、了解で~す。
少々おまちくださ~い

Posted by: のり | October 30, 2007 06:18 AM

実は今回、大昔に気分で3mmほど突き出した
Fフォークを塾長に指摘されました。

自分でも忘れていたぐらいのトコロなのですが、
バランスを崩しているのかもしれません。
油面アップも試すよう教示いただいたので、
あとでやろーっと・・でことにして
あの日はそのままで走りましたが・・
自分勝手な思い込みで無意味なことをしていたようです。

なかなか難しいですね~
バイクのバランスってホント微妙なんですね。
Fサスをオーバーホール&リセッティングで<改良>が
実感できたら良いなっと思います。

しんさんの勝負強さは同じ中型として
ホント勇気付けられます。

あれだけの感覚を体得するには
ギリギリの勝負経験が必要なのでしょう。

お金を貯めてまた梨塾参加します。

ムービー写ってないだろーナァ
ビリッケツだし・・


Posted by: ken1cbr | October 30, 2007 12:28 PM

どもども(^^)

☆ken1cbrさん>
なんと!塾長からそんなアドバイスがありましたか!
そりゃすぐに変更しないといけませんね。
改良後が楽しみです。

ムービー、早くみたぁ~い。

 

Posted by: のり | October 30, 2007 09:10 PM

Post a comment