旋盤市場 PSL450-VDR 刃物台ノブ製作
よっしゃ!
S45Cを削るぞ~ってことで、ウチの旋盤、旋盤市場「PSL450-VDR」の刃物台のノブを製作することにしました。
これがそのノブです。
刃物台を往復台に固定するときに、このノブを回すわけですが、ご覧の通り短いので、強く締めることが難しくなっています。
強く締める必要がないからあえて短くなっている可能性もありそうですが、短いノブを力一杯操作するのは手が滑ったときに怪我をしてしまうので(刃物台の上にはバイト固定用のボルトが飛び出てますし)、少し長いノブを作ってみることにしました。
φ10のS45C丸棒を、バンドソーを使って適当な長さにカットし、オリジナルのノブを参考に5度のテーパー切削、そしてM6のネジ切り、んでもって端面処理をして、脱脂してからファインコートブラッセンを塗布、1時間乾燥させてから約200度で10分焼きつけ、そして出来上がり!
比較するとこうなります。
切削面の肌がアレアレです。
むぅ。
スローアウェイチップ(バイトの刃の部分)が合わなかったのでしょうか?
切削時の回転数を変えてみても改善されませんでした。
旋盤の剛性が不足しているって筈はありませんし。
やっぱり鋼の切削は難しいんですね。
セットするとこうなります。
ちょっと長くしただけなのに、ググッと力が入ります。
うん、とても使いやすくなりました。
ただ、大きな径の丸棒を咥えると、三爪スクロールチャックの爪が干渉します。
それを解消するには、ノブの根元の部品(パーツリストでは「クランピングレバー」って名称です)を新たに作って、締めこんだ状態でノブが三爪スクロールチャック以外の方を向くようにしなくてはなりません。
一応、作るつもりで材料は購入してありますけど、ボクに出来るでしょうか?
続きはまた今度(^^;;
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