旋盤市場 PSL450-VDR はじめてのネジ切りに挑戦
訳あってM14のネジ切りの必要が出てきました。
ダイスは持っていません。
むぅ。
ダイスは買っておいても無駄にはならないと思いますが、ダイスは垂直にネジ切りするのに難儀するんですよね。
いつもなら、旋盤の3爪チャックに工作物を固定して、心押台にセットしたドリルチャック+ダイスホルダーでネジ切りをしていますけど、M10くらいになると力が必要になってなかなか大変です。
M14だとダイスの径が大きくなりますが、その大きな径用のダイスホルダーは持っていませんし、あったとしてもM10で難儀するネジ切りがM14でできるんかいな、と。
だったら旋盤を使えばいいんじゃね?
と思われるかもしれませんが、旋盤を使ったネジ切りは経験ないし、恐ろしげな作業になるという噂なので、いまいち乗り気になれません。
むぅ。
せっかく旋盤があるのに、ダイスを買うのは費用も買いに行く時間も惜しいです。
いつかは通る道、それが今なんだと思って、勇気一発、旋盤でのネジ切りに挑戦することにしました。
まず、材料を3爪スクロールチャックにセット。A7075超々ジュラルミンです。
センタードリルで穴あけ。
この穴に回転センターをセットし、作業します。
じゃないと、きれいに外径切削ができません。
外径切削終了。
くびれているところは、ネジ切りバイトを逃すための溝です。
ここで、ギアを交換。
ギアの組み合わせて、ピッチを変更することができます。
ネジ切りバイトをセットし、いざ!ネジ切り・・・。
あぅち(T_T)
いきなり失敗です。
こんなに細かいピッチじゃないのにぃ。
ギアを何度見直ししても、間違っていません。
どぉしてだぁ~!!
散々悩んだ挙句、原因判明。
旋盤のレバー操作を間違っていて、ネジ切り用レバーではなく、自動送りレバーを使っていました(T_T)うぅ
無駄な時間をすごしてしまいました(T_T)
ネジ切り用のレバーを入れて、もう一度チャレンジ!
うほっ!うまくいきました!!
恐ろしい作業だと聞いていましたが、全然恐ろしくなく、へ?てな具合にあっさり終了。
ギアの交換は面倒ですが、可能性が広がりました!!
ネジ山の必要ない部分を外径切削。
ここで突っ切って(工作物を切り離す)、3爪チャックに掴みなおして、端面加工。
そして、六角穴を掘って完成。
出来上がったのはこれ。
いや~、感動です!
ネジ切りのスキルを会得できました。
これでアクスルナットの製作も可能です(^^)うほっ!
ってことで、はじめてのネジ切り、無事終了。
今日作ったものをどう使うか、それは来週、有料ブログでお届けします(^^;;ぉぃ
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