« GSX-R1000 L4 塗装 その2完 | Main | SST製作 »

December 07, 2015

プジョー1007 緊急修理

 昨日、プジョー1007に不具合箇所を発見しました。 
 今日は先日購入したNEWマシンの登録に行くつもりで会社をサボりましたので、急遽その不具合箇所の応急修理を行うことにしました。

 不具合に気が付いたのは、助手席側のスライディングドアレールに、見慣れない傷があったからでした。

 P1120547


 どうしてこんな傷がついたのだろう?と観察して、レール内を移動するローラーガイドのローラーに不具合を発見しました。
 ローラーガイドを購入して、交換すればいいのでしょうが、なにせおフランス車です。部品が高そうな予感がしますし、ここは応急修理を試みることにしました。

 ってことで、ローラーガイドを外します。
 まず、スライディングドアレール後のパネルを外します。

P1120549


 ドアが落ちないように、支えておきます。

P1120554


 ローラーガイドをスライディングドアから外します。

P1120555

 T30トルクス2本です。
 前期方はドアトリムを外した内側にもう1本あるようですが、ウチのは後期型なのでこの2本を外すことで、ローラーガイドが取り外せます。


 これが外したローラーガイドです。

P1120561

 問題は中央のローラーです。
 本当は、このローラー外周をゴムが覆っています。
 わかり辛いかもしれませんが、右側の画像を参考にどうぞ。

P1120559

 違いがわかりますか?
 むき出しの金属ローラーがレールに傷をつけていたわけです。
 傷だけならまだしも、ローラーの外径が小さくなったことによる不具合があっても嫌なので、急遽応急修理を行なった次第です。

 ググってみると、ローラーのみを交換している人の情報がヒットしましたが、このローラー、カシメてあるので、ポンとは外せません。その方はカシメ部分を削り、ローラーを汎用品に交換した上で、サークリップでローラーを取り付けしていますが、ボクにはサークリップ用の溝加工をきれいに行なう自信がありません。
 ローラーを保持している支柱が外せれば何とかなるのですが、これもカシメられてい話しは簡単ではありません。
 本格的にやるなら、この支柱ごとワンオフし、支柱の脱着を可能にしつつ、さらにローラーも交換できる仕様に変更したいところですが、そんな時間はありませんし、そもそも交換用のローラーがありません。

 ってことで、ローラーの失われた外周部分は、ジュラコンで代替することにしました。
 旋盤を回してジュラコンを切削!
 完成!!

P1120563


 ローラーガイドのローラーに圧入!!

P1120566


 直りました!

P1120567


 あとは耐久性がどの程度あるのか、それが問題です。
 このローラーガイドの中古品が手に入れば、上記で述べたローラー交換可能タイプに作り変えるんですけどね。
 ジュラコンローラーがダメになる前に中古品をさがしておかなければ! 
 
 

 

|

Comments

Post a comment