プジョー1007 緊急修理
昨日、プジョー1007に不具合箇所を発見しました。
今日は先日購入したNEWマシンの登録に行くつもりで会社をサボりましたので、急遽その不具合箇所の応急修理を行うことにしました。
不具合に気が付いたのは、助手席側のスライディングドアレールに、見慣れない傷があったからでした。
どうしてこんな傷がついたのだろう?と観察して、レール内を移動するローラーガイドのローラーに不具合を発見しました。
ローラーガイドを購入して、交換すればいいのでしょうが、なにせおフランス車です。部品が高そうな予感がしますし、ここは応急修理を試みることにしました。
ってことで、ローラーガイドを外します。
まず、スライディングドアレール後のパネルを外します。
ドアが落ちないように、支えておきます。
ローラーガイドをスライディングドアから外します。
T30トルクス2本です。
前期方はドアトリムを外した内側にもう1本あるようですが、ウチのは後期型なのでこの2本を外すことで、ローラーガイドが取り外せます。
これが外したローラーガイドです。
問題は中央のローラーです。
本当は、このローラー外周をゴムが覆っています。
わかり辛いかもしれませんが、右側の画像を参考にどうぞ。
違いがわかりますか?
むき出しの金属ローラーがレールに傷をつけていたわけです。
傷だけならまだしも、ローラーの外径が小さくなったことによる不具合があっても嫌なので、急遽応急修理を行なった次第です。
ググってみると、ローラーのみを交換している人の情報がヒットしましたが、このローラー、カシメてあるので、ポンとは外せません。その方はカシメ部分を削り、ローラーを汎用品に交換した上で、サークリップでローラーを取り付けしていますが、ボクにはサークリップ用の溝加工をきれいに行なう自信がありません。
ローラーを保持している支柱が外せれば何とかなるのですが、これもカシメられてい話しは簡単ではありません。
本格的にやるなら、この支柱ごとワンオフし、支柱の脱着を可能にしつつ、さらにローラーも交換できる仕様に変更したいところですが、そんな時間はありませんし、そもそも交換用のローラーがありません。
ってことで、ローラーの失われた外周部分は、ジュラコンで代替することにしました。
旋盤を回してジュラコンを切削!
完成!!
ローラーガイドのローラーに圧入!!
直りました!
あとは耐久性がどの程度あるのか、それが問題です。
このローラーガイドの中古品が手に入れば、上記で述べたローラー交換可能タイプに作り変えるんですけどね。
ジュラコンローラーがダメになる前に中古品をさがしておかなければ!
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