「'07 SLyチャレンジバイクレース Round5 Q4LL 6時間耐久レース」に参戦した。
ゲートオープンは6時。6時に間に合うように家を出ようとすると、3時半には出発しなくてはならないが、これでは睡眠不足に陥ってしまう。
参加する他のメンバーには申し訳ないが、やや遅刻することはやむなしとし、4時に家を出た。
同行者は、ボクとのんのん、そして、コッチーが同行するというので、途中でコッチーを ピックアップした。コッチーはご近所であり、スポーツランドやまなし(以下SLy)に行く途中の通り沿いに住んでいるので、寄り道は不要だ。
遅刻必至とはいえ、なるべく早く現地に到着したい。がしかし、事故ってマシンが間に合わなくても困る。
頭の中ではアルフィンが「飛ばして! ジョウ」なんて言っているし(^^;;、ちょっとだけ飛ばして6時過ぎに現地に到着。途中ガソリンを入れなければ、コッチーがコンビニでおでんを買わなければ、あるいは間に合ったかもしれないタイミングだ。
現地では、YKTさんが場所取りをしていてくれた。
パドックの割り振りはなく、早いモン順とのこと。こういうルールも悪くない。
応援で参加表明してくれたしんさん以外は、すでに全員到着。
メディカルチェックを無事済ませた。
ここでメンバー紹介。
☆YKTさん(ライダー)
SLyの耐久レースでは、毎回ボクのチーム「HollwPoint」のエースライダーをお願いしている。今回も快く参加を引き受けてくれた。ライダーとして経験、練習量は、おそらく今回のチーム一番。どんな役割もこなせるワイルドカード的な存在だ。そう、例えなら、歌って踊れるライダーと表現できよう。
☆やすりん☆さん(ライダー)
前回、前々回とライダーをお願いし、今回もまた参加いただいた。YKTさん同様、器用なライダーで、何に乗ってもそれなりのタイムを叩き出してくれる。ただし、SLyの耐久レースでは目下転倒率100%。今回は如何に?
☆やまぐちさん(ライダー)
TZR250RSからYZF-R6に乗り換えたチーム最年少ライダー。練習では、FCRでフガフガの新コブラで42秒台で周回。今回は純正のスリングショットキャブレターでフガフガしないので、どこまでタイムが伸びるのか、期待大。
☆ホーリーさん
デイトナでトミン27秒台のライダー。今回は新コブラので練習がまったくないので、未知数。参加するだけでハンディ10周を叩き出すいわば、影のエースラーダー。
☆しんさん(応援)
遠いところわざわざ応援しに来てくれた。そして、いろいろお手伝いまでお願いしてしまったチームの影の主役。
☆相方さん(応援)
風邪引きで、マスク姿なのに、寒い中わざわざ応援しに来てくれた。にもかかわらず、撮影班をお願いしてしまい、ちょっと反省。
☆らばさん(応援)
やまぐちさん専属応援団。みんなのために差し入れありがとうございます!・・・ボクは食べそびれた(T_T)
☆コッチー(監視)
全開走行時間6分のボクを監視しにわざわざ登場。実はほうとうを食べたい、という理由だけでついてきたらしい。
☆のんのん(ご意見番)
いまや説明不要。
メディカルチェック終了後、マシン、装備の車検が行われた。
今回は、新コブラのハンドル位置も純正位置に戻しており、不安要素なし。
→のんのんからのひと言。
某加工屋に、納期9月末とのことを確認し、ワンオフ・トップブリッジを発注していたが、9月末に届かず督促。その際、レースのレギュレーションの関係でどうしても必要だと説明し、レースまでに間に合わせるとの回答あるも、いまだ届かず、遅延の連絡もない。どうせ「他よりも安くやっているから」というような理由で、納期を守らなくても平気なクソ業者だと思われる。残念だが、バイク業界にはこういうクソ業者が多い。
検査員から唯一指摘されたのが、シートカウル右側にゼッケンを貼るように、とのことだった。
いつもならカッティングプロッタで切り出した白と黒のゼッケンを持ち歩いているが、今回は持ってきていなかった。ガムテープでなんちゃってゼッケンを貼ることも可能だが、美観が悪い。見渡すと、貼っていないチームもあるので、バックレ決定・・・というと感じが悪いが、規則書では義務ナシ。ビジュアル派らいだーとしては、美観を優先(ボロボロのアッパーカウルだが(T_T))。
車検に時間が掛かったとの理由により、進行に概ね20分遅れが出た。
記念写真を撮るため、というような理由ではないので、やむを得ないと思うし、前にも書いたが、車検をきっちりやる姿勢はとても評価している。が、検査員がチームをまわるのではなく、いままでのように車検場に持っていく方がいいと思う。参加者としては、検査員がまわってくれる方が楽なので、うれしい配慮だが、効率は悪そうだ。
今回は、予選前に公式マシンチェックという走行枠が10分用意された。
悲しいかな、バイク業界では250ccのカテゴリーは廃れて久しい。その時代背景を反映してか、Q4レーサーたちの年式も古いものが多い、というか、新しくはない。マシントラブルは必然なのだろう(ウソ)。
ウチのチームでは、新コブラに乗った経験のないホーリーさんが、マシンチェックを行うことになった。この枠は、追い越しが禁止されているので、乗らないよりはマシだろう程度の位置づけだが、タイヤの皮むきも兼ねている。
練習走行ではないので、なんの問題もはずが、中断2回。マシントラブル?転倒?
いずれにしても、波乱が予想されそうだ。
チーム戦略は、YKTさんに一任した。ボクが主導すると、チーム内にギスギスムードしか生まれないからだ。
その点、YKTさんなら大丈夫。安心して任せていられる。他にも、いろいろ難題を押し付けていたりするので、心の底ではいつも感謝している(心の声:ありがとうございます)。
ほうとうを食べにきただけで、トランポで寝ているはずのコッチーが、あれこれ動いてくれた。
相変わらずオラオラオーラは出ていたが、いつもはラオウ程度のオーラが、今日はハート様くらいのオーラだった。ちょっとほっとした。なんでも、「空気を読め」と可愛いけど毒舌の彼女に言われて来たらしい。
7時半の段階で、気温は7度。にもかかわらず、やっぱり毒は吐きながらも、マシンのセッティングを中心に、こまめに動いてくれた。ThanX!
予選方法は、第一ライダーが15分間走り、そのタイムで決勝グリッドが決まるという方法だ。
その後、参加ライダーの全員が、5分のクォリファイを走り、予選ベストタイムの120%以内のタイムが出せなければ、そのライダーは出走出来なくなるというルールもある。
当然、ウチのチームの第一走者は、YKTさんだ。
転倒すると、今日一日が終わってしまう可能性がある。が、タイムを出さなければならない。
そんな器用な仕事を安心してお願いできるのはYKTさんしかいない。
ボクが走るという案もなくはなかったが、ボクはその重圧には耐えられそうもないので、遠慮させてもらった。
予選の結果は6位。YKTさんは、ヘルメットのシールドが曇るというトラブルで、シールドを開けて走行していた。
なんで?と思う人も多いかもしれないが、スコーピオンはとても曇り易い。ボクも、現地で曇り止めを塗り直したくらいだ。
レーシングサプライのNZは、マシントラブルで予選を走れなかったが、皆さんの暖かい拍手で決勝レースの出走を許された。
2つ隣のパドックで、エンジンを降ろしたマシンがあったのだが、てっきり6時間ヒマなので、合間に整備するのだと思っていた(ミニバイクではよく見かける光景)。実は、バルブが落ちて、修理していたらしい。さすが、本格派レーシングチームはすごい。
クォリファイで、タイムをクリアできなかったライダーも数名いた。これも暖かい拍手で出走を許された。そんなものなのだろうか。ボクは疑問に思った。
→のんのんからのひと言。
クォリファイランを設けている以上、通過タイムをクリアできなかったライダーは断固出走させるべきではない。競技規則解説には「腕に覚えの(ある)皆さんにとっては冗談のようなタイムですよね」とある。その冗談のようなタイムで走行できなかったのだ。だれでも参加できるなら、クォリファイランの存在理由がなくなる。だったら、割り当てられた1時間10分をチーム練習兼予選にしてもらった方が有意義だ。いずれ、転倒で荒れるレースになるのだろうから。ただし、ベストタイムの120%以内と明記することによる抑止効果まで否定するものではない。
上記のようにのんのんは言っているが、実際は難しい問題だと思う。安全性への配慮も忘れてはならないが、イベント、お祭りでもある。厳しすぎても面白くなくなるだけだ。が、そんなライダーに巻き込まれて事故のはもっとイヤだ。でも、ルール、ルールと厳しいだけでは参加者が減りかねないし・・・以下エンドレス。
ただ、マシントラブルでないのなら、47秒を切れなかった理由がなんのか、知りたい気はする。
→のんのんからのひと言。
レースなのに、練習もしないの?
SLy以外でも練習できるっしょ?
文字通り、レースは6時間で競われる。
クラスは2クラスあり、Q4STクラス(シングル・ツイン)、Q4F(マルチ)の混走だ。
給油は4回の義務づけがあり、給油エリアははじめの30分とラストの30分は閉鎖される。
給油エリアは台数制限があり、他のマシンで埋まっていると、時間を無駄にすることになる。
転倒車やコース上に何らかのトラブルがあると、コース全体に黄色旗が振られ、セイフティカー(以下SC)が入り、隊列を整える。SCが入ると最低4周は徐行状態となる。
給油タイミングとライダーチェンジをSCとどう絡めていくか、そこに戦略性が生まれてくるという具合だ。
もちろん、SCは誰にも予測できないのだが、だから面白くなる。
***** 中 略 *****
SLyのシステムトラブルで、ハンディを考慮した決勝結果は、後日郵送されてくるとのことだ。
暫定では、ウチのチームは総合4位。クラス3位だった(Q4STクラスのマシンに先行されてクラス3位もないかもしれないが、そのチームは先述のレーシングサプライだ。現役選手権ライダーを擁し、原型を留めていないNZ250で39秒台。素人集団で勝てるわけはない)。
上位チームが転倒やトラブルで消えていったから得られた順位ではあるが、そういったことも耐久レースの醍醐味の一つだと考えると、素直によろこんでいい順位だと思う。
思えば、ミニバイクでサーキット走行をはじめ、SLyの耐久レースのことを知り、参加することだけを喜びとして耐久レースに参戦、しばらくは参戦するだけで満足を得ていたが、次第にそれなりの結果を欲するようになり、今回の結果だ。
正式なリザルトは届き次第また報告したいと思う。
レース後、いつもならみんなと温泉に行き、小作でほうとうを食べて帰ってくるというパターンだが、コッチーがいるので、別行動で、コッチーと二人で小作に行って来た。
今日は、豚肉辛口ほうとうではなく、自分へのご褒美に辛口カルビほうとうを注文した。
中央道の渋滞も、今日ばかりは心地よく感じられた・・・わけない(T_T)
→のんのんからのひと言。
誰でもいいから、中央道の渋滞、何とかしろ!!
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